学資保険と普通の貯金
学資保険と普通の貯金にはどのような違いがあるのでしょうか。
大きく分けて二つの違いがあります。
まず一つ目は、万が一の時のことがおきた時の教育資金の確保です。
学資保険の場合、契約者が家計の主な生計者になります。
もし生計者に万が一のことがあってこの世を去ってしまった場合、どうなるのでしょうか。
学資保険の場合は保険料が免除になり、保険料を支払わなくても満期になると満額の教育資金を受け取ることができます。
これに対して普通の貯蓄の場合は、生計者がなくなってしまったときから教育資金の貯蓄ができなくなってしまいます。
万が一子供が幼いころになくなってしまうと、ほとんど教育資金を確保することができなくなります。
将来のことよりも目先の生活の方が精いっぱいで、教育資金まで確保できない場合が多いです。
そういった万が一のための備えとして、学資保険は有効的です。
そして二つ目は、金利の違いです。
今低金利が続いている中で、銀行に普通預金で預けていても0.004%程度でとても低い状態です。
なので普通預金を預けていてもほとんど大した利息がつかない状態になっています。
また定期預金であれば、0.4%ほどの金利を受け取ることも可能です。
しかしまとまった元本がなければ、金利で得することができません。
学資保険の場合は、返戻率というものが設定されています。
返戻率が100%以上の場合は、保険料の支払総額よりも満期で受けとるお金の方が多くなります。
返戻率が高いところでは、110%以上のところもあります。
300万円の教育資金をためるのであれば、学資保険の方が確実に少ない金額で確保することができます。
学資保険の方がより効率よく教育資金を確保することができます。
学資保険の方が得だと思う人が多いですが、もしお金を上手に運用できるのであれば、普通預金の方が得な場合もあります。
それは銀行の利率があがった場合です。
学資保険は契約した時期の返戻率が継続されるので、世の中の景気が上がっても反映されません。
これらのことを理解したうえで、自分に合った教育資金のため方を選びましょう。